日体幼稚園とは
なによりも家庭との連携を大切にして、幼児一人ひとりの個性、感性を大事にし、集団生活を通して他を思いやる優しい気持ちや何事にも頑張ってやりぬく力を育てたいと考えています。
集団生活の中で、社会生活に必要な協調性や習慣、態度、ルールを守る精神を身につけること。それには心身ともに健康であることが何よりも大切であり、日々の生活の基になるものと考えています。
幼稚園について
日体幼稚園では大きな花を咲かせるため太く
しっかりとした幹をつくるべく「健康第一」で丈夫で
しっかりと張った根っこを育てていきます。
なによりも家庭との連携を大切にして、幼児一人ひとりの個性、感性を大事にし、集団生活を通して他を思いやる優しい気持ちや何事にも頑張ってやりぬく力を育てたいと考えています。
集団生活の中で、社会生活に必要な協調性や習慣、態度、ルールを守る精神を身につけること。それには心身ともに健康であることが何よりも大切であり、日々の生活の基になるものと考えています。
理事長 松浪 健四郎
「三つ子の魂百まで」。日体幼稚園は、人生百年時代を迎えて、健康第一主義の教育を徹底し、豊かな人間性を形成させます。
身体にまつわる文化と科学の総合大学である日体大が、幼児が個性的な成長を遂げられるように、健康教育を基本に協力する園です。心身の健やかな発達と、行動力やリーダーシップを養う教育を大切にします。学校教育法に基づいて、ご両親・ご家族の皆さまのご期待に添える保育を行います。
園長 横田裕行
1.「健康第一主義」の意味と実践
日体幼稚園は2023年4月に世田谷区深沢8丁目から、現在の世田谷区中町5丁目に新築移転をしましたが、1955年(昭和30年)6月に学校法人日本体育会(現:学校法人日本体育大学)によって設立されて以来、その教育理念を“健康第一主義”として掲げております。 “健康第一主義”は、心身ともに健やかで人間性豊かな子どもたちを育てることで、身体の健康だけを意味するものではありません。具体的には心の健康と他人への思いやり、そして授かった身体への感謝と健康維持、増進の意義を認識し、それを実践することであり、世界保健機構(WHO)による健康の定義「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity」と図らずも一致するものです。
教職員一同が本園の教育理念の意義を認識・実践することで、子どもたちの“生活面での自立”“他人を思いやる心”“基本的な社会マナー”を醸成し、将来社会に貢献する人材の礎となる人間性を備えるための保育を提供することが本園の重要な使命と考えています。
2.新園舎で質の高い最新の保育を提供
本園設立以来の教育理念と伝統を継承しつつ、常に最新の保育学を取り入れた幼児期教育を園児に提供することが本園の最も重要な役割と認識しています。
そのために、従来から力点を置いているのは教員への教育(Faculty Development: FD)です。本園の設立母体は前述のように学校法人日本体育大学であり、従来から日本体育大学との強い連携をしつつ、子供たちに質の高い保育を提供しています。具体的には日本体育大学児童スポーツ教育学部の支援の下に、本園の教員は少なくとも毎月1回の頻度で、最新の保育学についての講義を受け、自己研鑽を行っています。また、本園は上記学部の保育学実習幼稚園として位置付けられ、同学部学生の実習の場として年間50名以上の学生を受け入れています。さらに、都内の他大学や専門学校からの学生を合わせると年間100名近い学生の実習校として位置付けられ、教育機関としても高い評価を頂いております。子どもたちにとって教員より年齢の近い学生が幼稚園で実習することは、子どもたちにも大変良い影響を与えています。本園の教員にとっても、将来保育士になる学生に対して責任のある教育をすることは、教員自身のモチベーションとなり、、子供たちのために質の高い保育提供にも大きく貢献をしています。
3.本園の特徴
保護者の要望は可能な限り取り入れ、課題は共有し、その解決を図るために保護者と幼稚園は定期的な会合(さくらの会)を開催しています。そのような中、令和5年度は希望する場合の給食が導入され、園長による健康に関する講義(熱中症、日焼け防止、食中毒への対応)も例年通り行われました。
また、上記のように日本体育大学との強い連携の中で、保育園やこども園では提供できない様々な取り組みや行事が行われています。例えば、オリンピアンや世界的アスリートから直接指導を受ける様々なスポーツイベントや練習見学、保健医療学部の協力のもとに、子供たちへの救急車同乗体験、医師である園長や救急救命士等の医療資格を持った同学部の教員から子供たちや保護者に応急手当講習などを積極的に行い、日常に起こるケガや体調不良に関する基本的判断や手当てについても子供たちが学ぶ機会を多く設けております。このような取り組みの中から健康に感謝をする心を育み、将来医師や医療スタッフを目指す子供たちが増えることも期待をしています。
上記の保護者会の要望等から、令和6年度からは未就園児保育(いわゆるポッポ)の定員や回数の増加、併せて預かり保育の拡大と時間延長、幼児教室の充実など保護者のニーズに合わせた保育を提供することとしました。さらに、保護者の関心が高く国家戦略としても位置付けられたICT関連の教育を幼児教室でも取り入れ、毎年大勢の子供たちが進学する国立やいわゆる有名私立小学校受験対策もさらに強化することとしました。
4.安全、安心な幼児教育にむけて
令和2年度から施行している①インシデント・アクシデント分析とその共有(毎月)、②各種感染症対策、③突然のけがや病気に対する対応の研修、④様々な緊急事態を想定した避難訓練(毎月)などを継続して行っており、安全で安心な環境の基に子供たちに教育を提供してまいります。
日体幼稚園は園児の言葉をしっかり受け止め、協同生活や様々な園外活動の中から“命の大切さと思いやりの心”を育んでまいりたいと思います。
創立当時の正門
学校法人日本体育会(現・学校法人日本体育大学)としては大正8年に大井幼稚園、昭和6年に六郷幼稚園を開設しましたが、日本体育大学の前身である体操学校の深沢移転や戦争により廃園となりました。昭和15年ひなづる幼稚園買収を経て、昭和30年6月に世田谷区深沢8丁目に日体幼稚園が設立されました。開園当時は「日本体育会あさひ幼稚園」と称していましたが、昭和32年から「日体幼稚園」に改められました。
第一回卒園生
創立者である米本卯吉理事長は、幼児の健康を重視し「幼児は心身共に健康でのびのび生活することが望ましく、幼稚園の集団の中で生活に必要な習慣を身につけ、各種の表現や活動を楽しむ日々でありたい。物事をよく考え創造する心を養うことにより、豊かな人間性が形成されるが、その基礎となるものは健康である。」として健康第一主義を教育方針に掲げました。今日に至るまでこの教育方針は貫かれています。
健康第一主義を実現するため、日々の保育や諸行事を通して教育成果の向上を図ってきました。また、各種行事に伴って園独自の体操も作られてきました。
平成16年3月に新遊戯室を竣工。平成23年に隣接するKLM所有地の取得のうえ別館を設置し、現在の収容定員を240名とした定員増が認可されました。令和元年6月に開園65周年を迎えました。